宮島🦌or厳島神社or弥山にも七不思議があった?!

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宮島(弥山)に伝わる七不思議とは?

江戸時代末期安芸国の様子をまとめた「藝藩通志(げいはんつうし)」なる旧記があるが、それには下記で述べるような七不思議が書き記されてい‥‥‥申す。ゲェフぇっ

【その1】養父崎の神鴉(やぶさきのおおがらす)

厳島神社の神事の1つに例年5月に「講社御島巡式」と呼ばれる儀式があり、その中に「養父崎のお烏喰い式(おとくいしき)」と呼ばれる神事がある。

講社御島巡式とは、嚴島神社の講社員のために行われる御島巡りのこと。

この神事は古くから『安芸の宮島回れば七里、浦は七浦、七えびす』などと詠まれるほど有名な神事なのだが、この神事が有名になったのには理由がある。

なんでも、沖合に繰り出した舟上から粢(しとぎ)という筏(いかだ)を海面に浮かべて、この筏に団子を乗せて流す。

すると、団子を見た2羽のカラス(夫婦のカラス)が飛来して団子をくわえ込み、神社の方へ運んでいくという摩訶不思議な現象が起こるからである。

それゆえこの神事は古くから宮島にて七不思議の1つとして捉えられている。




【その2】天狗の足跡

ある降雪のあった朝、神社の屋根の降り積もった雪に目をやると天狗の足跡が残っているという。

前述の夫婦カラスかどうかは定かではないが、当初、カラスの足跡と見られたようだが、天狗の足跡とされたのはカラスの足よりもずっと大きいからである。

【その3】天狗の松明(たいまつ)

年末が近づくと弥山山頂にユラユラと揺らぐ摩訶不思議な灯火が見えるという。

この灯火は人が手持つ松明よりも大きく、それゆえ宮島の人々は不気味がって天狗の仕業と考えたと云われる。

【その4】天狗の拍子木(ひょうしぎ)

拍子木(ひょうしぎ)とは、縦長の四角い木を2つ対で揃えたもの。

この2本の木を打ち合わせて鳴らすことでカチぃ〜ン!カチぃ〜ン!‥‥と音を鳴らすことができる。代表例が「火の用〜心♪」のあの音。

なんでも、誰もいない真夜中に弥山の方から拍子木を打ち合わしたような音が聞こえるといぅ。

それゆえ宮島の人々は天狗の仕業と捉え、これを言い伝えている。

【その5】消えずの火

弥山の山頂付近には「霊火堂」というお堂が建っている。

このお堂の内部には囲炉裏があり、806年(大同元年)に弘法大師(空海)が修行を行うために焚き火をくべてから、今日まで燃え続けていると云われる。

この火で沸かした湯水は万病平癒の効能が備わるとされるが、現在、永遠に燃え続ける様は「永遠の愛」に通じるとされ、恋人の聖地にも登録されている。

【その6】岬にいる「弥山の霊」

夕方近く、暗くなりかけてきた頃に島内の浜辺を歩いていると、誰も周りにいないのに人の話し声が聞こえてくるといぅ。

聞き耳を立てて立ち止まると、今度は自らの背中の方角から呼び止める声がするという。

しかし振り返ってみると誰もいない‥‥‥。宮島の島民はこれを弥山の霊の仕業と言い伝えたとある。

【その7】龍灯の杉

毎年、旧正月の夜になると海にたくさんの灯火が現れ、その様はまるで龍が神社へ灯明を献じているように見えるとの言い伝えがある。

瀬戸内の漁民の間では、瀬戸内海の渦潮を例とした激しい潮の流れは龍の棲家だと恐れられていた。

この様子は弥山の山頂近くの杉の大木のあたりから見ると、その様がよく見られるという。それゆえ「龍灯の杉」と呼ばれているが、残念無念ながら現在、この杉は枯死してすでに無い。

他にもまだある!弥山の七不思議

どうやら弥山の七不思議は時代を下りながら、様々な人が自身の体験談を組み込んだのか、次のような不思議も伝えられている。

錫杖の梅

弘法大師・空海が弥山での修行の折、本堂脇に立てつけた錫杖が根張りし、やがて梅の木へと成り果てたといぅ。

この梅、現在に至っても毎年、花を咲かせるとのことだが、弥山に不吉なことがあるとその前触れとして花を咲かせなくなるとか。

それゆえ弥山の七不思議と言い伝えられている。

曼荼羅岩

図様や梵字(ぼんじ/密教特有の専門用語のようなもの)が刻み込まれ、まるで密教の曼荼羅に似ていることから、この名が付された。

畳なん十畳分もの巨大な岩盤である。

なお、現在は台風により、倒木があったため岩へ通じる道が封鎖されている。




干満岩(かんまんいわ)

弥山山内の標高約500mにある岩。

この岩肌に空いた穴ボコには水が貯まり、その水は塩味がするのだとか。つまり、塩分が含まれている。

また、宮島近海の潮の干満(満ち引き)に合わせるかのように、穴ボコに貯まる水の量が変化することから「干満岩」と命名され、七不思議とされている。

現代の科学力をもってしても、この謎はいまだ解明されていない。

しぐれ桜

よく晴れた日でも花びらに露(つゆ)が付着し、水滴が滴れ落ちると云われる、なんとも不思議しぎしぎ摩訶不思議な桜。

江戸時代に制作された「宮島図絵」にも、その奇怪な現象が記されているのだとか。

なお、この桜はすでに枯死してない。

どんな色の神馬(しんめ)でも白馬になる

なんでも、茶色や黒色の馬でも宮島に奉納された後、宮島で飼育されているうちに純白の白馬になるといぅ。

宮島の見どころ観光MAP

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