宮島・弥山「文殊堂・観音堂(大聖院)」

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宮島・弥山「文殊堂・観音堂(大聖院)」

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創建年

  • 不明
建築様式(造り)

  • 文殊堂:方形造り
  • 観音堂:入母屋造り
屋根の造り

  • 銅葺き
御本尊

  • 文殊堂:文殊菩薩※向かって右側
  • 観音堂:観音菩薩※向かって左側

弥山・文殊堂・観音堂の読み方

御本尊やお堂には難しい漢字の表記で読みにくい名前のものがありますが、文殊堂は「もんじゅどう」観音堂は「かんのんどう」と読みます。


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弥山「文殊堂・観音堂」の歴史・由来

弥山「文殊堂・観音堂」は三鬼堂から、程なく歩いた道の途上に2つお堂が並ぶ形で造営されています。

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一見するとまったく同じ造りの堂舎に見えますが、屋根を見れば文殊堂は方形造り、観音堂は入母屋造りをしています。

また、観音堂の方には堂舎には「観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)」と書かかれています。

両お堂の創建は不明となっていますが正面の格子扉がガラス張りであることや、小堂にしては造りが頑丈なので、割と近世(昭和)に差し掛かって造営されたものと推測されます。

創建年代が不明とされる理由の1つとして、このような覆屋(おおいや)風の小さな堂舎は強風などで簡単に倒壊してしまいますので、時代を経る過程で何度も何度も造り直されてきたことが想像につきます。

ただ、1842年(天保13年/江戸時代)に編纂された「厳島図絵」によれば、文殊堂の図絵だけ掲載されていることから江戸時代には存在していたことになります。

ちなみにこの図絵には文殊堂の周りにたくさんの祠(ほこら)や小さなお堂が建てられており、江戸時代、この弥山において山岳信仰が盛んであったことを物語っています。

「文殊堂・観音堂」の御本尊

また、それぞれの堂舎には以下のような仏像が安置されています。

  • 「文殊堂」にはその名前の通り「文殊菩薩
  • 「観音堂」も同じく名前の通り「観音菩薩

「文殊菩薩」とは?

「文殊菩薩」は「もんじゅぼさつ」と読み、一般的には「知恵の象徴」として「3人寄れば”文殊の知恵”」の言葉で広く認知されています。

文殊菩薩は釈迦の弟子の1人であり、はたまた1万の菩薩の頂点に立つ菩薩でもあります。

現在に至っても「娑婆(しゃば)」と呼称される仏の世界(極楽浄土のようなもの)の「清涼山(せいりょうざん)」にて、1万の菩薩を相手に仏教の極意を説いています。

ちなみに映画などで良く、刑期を終えて刑務所から出所する受刑者が「やっぱよぉぅぉぅ、シャバの空気はうめぇな!フっ」・・などと言うセリフを良く吐きますが、このセリフで登場してくる”シャバ”とは、「刑務所の外=娑婆=極楽」と言う意味合いがあります。

「観音菩薩」とは?

「観音菩薩」は「かんのんぼさつ」と読み、一般的には「聖観音(しょうかんのん)」の名前でも広く認知されています。

「観音様~ぁ観音様~ぁ、おねげぇだぁ、助けておくんろぅぉぅぉ~」・・などと言うセリフをたまに聞く事が・・・無いな。

・・こホんっ!
え~っ、まぁ、「無いな」をココで持ってくるとこの話はこれで終わりを迎えてしまいますので、つまりこの観音様と言うのが「観音菩薩」の事です。

観音菩薩のご利益としては、祈りを捧げることで「7つあるとされる災難」からお護りいただけるようです。

終わりに・・

江戸時代やそれ以前の弥山には、この観音堂や文殊堂のような小さなお堂が多数、並んでおり、現在よりもたくさんの人々が登山しながら巡礼していた姿が想像につきます。

山岳信仰では、このようなお堂や小さな祠を含めて麓から順番に巡礼することによって様々なご利益を授かることができると信仰されていました。

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