宮島・厳島神社「右門客神社」「左門客神社」【国宝】
創建年
- 不明
再建年
- 1241年(仁治2年)
- 1999年(平成11年)
建築様式(造り)
- 切妻造
- 平入
屋根の造り
- 桧皮葺
大きさ(覆屋)
- 横幅:約6m
- 奥行:約2m
重要文化財指定年月日
- 1899年4月5日(明治32年4月5日)
国宝指定年月日
- 1952年3月29日(昭和27年3月29日)
右門客神社・主祭神
- 櫛磐窓神
左門客神社・主祭神
- 豊磐窓神
社格
- 厳島神社・摂社
宮島・厳島神社「右門客神社」「左門客神社」の読み方
「右門客神社」は「みぎかど まろうどじんじゃ」と読み「左門客神社」は「ひだりかど まろうどじんじゃ」読みます。
宮島・厳島神社「右門客神社」「左門客神社」の歴史・由来
本殿から前方に伸びる平舞台の先には「左楽房」「右楽房」があります。
その内側に「右門客神社」「左門客神社」があり、さらにその脇には平舞台の飛び出た箇所である「火焼前(ひたさき)」と「燈籠」があり、その先に鳥居があります。
「右門客神社」「左門客神社」ともに建物の内側にさらに「覆屋(おおいや)」があり、この覆屋に御祭神がお祀りされています。
「右門客神社」「左門客神社」ともに創建年は不明ですが、現在見ることのできる姿は1241年(仁治2年/鎌倉時代)に再建された時の姿であると云われています。
1999年(平成11年)9月23日に台風18号が襲来し、左右の門客神社が損壊に及んでいます。
なお、2004年(平成16年)9月7日にも台風18号が襲来し、このときは左楽房や本殿(祓殿)の屋根が損壊しています。
宮島・厳島神社「右門客神社」「左門客神社」の御祭神
右門客神社の御祭神を「櫛磐窓神」は読み方を「くしいわまどのかみ」と呼称します。
また、左門客神社の御祭神を「豊石窓神」は読み方を「とよいわまどのかみ」と呼称します。
これらの神々は「天石門別神(あまのいわとわけのかみ)」と呼称し「門」を守護するの神と云われております。
「あまのいわと」と聞けば天照大御神がお隠れになられた「天の岩戸」を連想してしまいますが、この神様と天の岩戸の関連性は定かではありません。
この2つ神社が門客神社と呼ばれる真の理由
一説ではこの左右の門客神社が建つ平舞台および高舞台を以って、その後方に位置する御本殿(本社)を大波などの海の災害から守護していると云われています。
まさに御本殿を守る門神を両脇に配することによって御本殿を守っているという図式も成り立ちます。
門客神社の場所(地図)
門客神社は厳島神社境内でもっとも飛び出している「火焼前(ひたさき)」に両脇に1社ずつ建てられています。
その様相はまるで門番のように外部から御本殿を守っているかのように見えます。
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