宮島・厳島神社のお守りも種類が豊富にあります。
以下では宮島・厳島神社のお守りの種類やご利益、値段と、併せて郵送での返却方法をご紹介しています。
交通安全のご利益のお守り
宮島 厳島神社「交通安全祈願守り」
厳島神社の「交通安全祈願のお守り」は、他の神社のお守りとは、少し変わったご利益が付加されます。
厳島神社は海に建立されている神社であり、1000年以上もこの宮島の地と瀬戸内の海を加護してきました。
そして瀬戸内海の海を加護してきたのが、厳島神社の御祭神である「宗像三女神(むなかたさんじょじん)」です。
この神様は古くから「海上交通を加護する神様」として崇敬を集めている神様であり「漁師」を営む者や、朝鮮と交易を行う「商船団」を抱えた「商人」などに「水難避けの神様」として崇められてきた歴史があります。
そんなことから、通常の交通安全のご利益の他に「水災に関する災いを祓い、水難からも護られる」といったご利益も授かることができます。
小サイズ
厳島神社には様々なお守りがありますが、最も有名なお守りは「交通安全祈願のお守り」です。
このお守りは交通安全守りの小サイズになります。厳島神社のシンボルとも言える大鳥居がデザインされたお守りになります。
厳島神社の「交通安全祈願のお守り・小サイズ」の値段(初穂料)
- お1つ500円
宮島 厳島神社「交通安全祈願守り・中サイズ」
小サイズ同様に中サイズは4色展開です。緑、青、紫、赤色の4色あります。
厳島神社の「交通安全祈願のお守り・中サイズ」の値段(初穂料)
- お1つ500円
宮島 厳島神社「交通安全祈願守り・大」
大サイズは赤色のみの1種類展開です。縦長サイズのお札のようなお守りです。
厳島神社の「交通安全祈願のお守り・大サイズ」の値段(初穂料)
- お1つ1000円
交通安全シール守り
このお守りは吸盤がついていますので、車のフロントガラスにも貼り付けられます。
もちろん、吸盤を使用せずに肌身近くに持つこともできます。
厳島神社の「交通安全祈願シール守り」の値段(初穂料)
- お1つ500円
宮島 厳島神社「開運」のお守り
厳島神社と言えば、平家(平氏)の棟梁である「平清盛(たいらのきよもり)」が、まず脳裏に浮かびます。
清盛は厳島神社を大修繕し、社殿を綺麗に整え、平氏の益々の興隆(こうりゅう)を祈願します。
厳島神社の修繕後、文字通り平氏は益々をもって繁栄の一途を辿り、武家では初めてとなる「太政大臣(だいじょうだいじん)」に任ぜられ、武家主体の政治を歴史上、初めて存立させ「平氏であらずんば人にあらず」などと言う言葉が日本中に広まるほどの栄華を極めます。
そしてもう1人、あまり知られていませんが厳島神社へ大戦の前に参拝した有名な武将がいます。
それが、日本の乱世である戦国時代を平定し天下人となった「豊臣秀吉」です。
秀吉が天下統一の直前に厳島神社へ「戦勝祈願」に訪れていたことは、あまり知られていません。
秀吉は厳島神社への参詣後、九州の覇者「島津氏」を降伏させ九州を平らげた後、関東の北条氏の小田原(相模国)を平らげ、その過程で奥州(東北地方)の覇者「伊達氏」を降伏させて見事に天下を手中に収めています。
このお守りは、そんな平清盛や豊臣秀吉の開運や幸運にアヤかったお守りと言えます。
御神衣守
「御神衣守」と書いて「ごしんいまもり」と読みます。
厳島神社では毎年、元旦に「神衣献上式(ごしんいけんじょうしき)」と称する神事が執り行われています。
「神衣献上式」とは、神様が着る服(御衣裳)を毎年、心を込めて新しく縫い上げて新たに献上する厳島神社の数ある祭礼の中でも特に重要な位置付けの儀式です。
「御衣裳」とは”神様の着る服”を意味する「御神衣(ごしんい)」のことです。
毎年、年初に前年の服(御衣裳)をご神前から引き下げて、新たに縫い上げた「御衣裳」を献上します。
その引き下げられた前年の御神衣は前年1年間分の御神徳を帯びていますので、この御神衣をお守りとして参拝者の方々へお分かちすることで、よりおおくの方のご多幸を祈念し、身体安全、健康長寿、病気平癒から守護するものです。
初穂料(値段)
- 1200円
ご利益
- 健康長寿、病魔退散、病気平癒
錦守り
このお守りは厳島神社の肌身守りのようなお守りです。日常、肌身近くに持つとご利益があるとされるお守りです。
大と小があります。大きさは違いますが、ご利益は同じです。それぞれ持ちやすい大きさを選んでください。ウフ
初穂料(値段)
- 小サイズ:300円
- 大サイズ:1000円
ご利益
- 厄除け、開運
鹿の肌身守り
厳島神社の周辺の砂浜や商店街付近には鹿がたくさんいます。その鹿をモチーフにしたお守りです。
奈良(奈良公園の鹿)を例に挙げれば、江戸時代以前は鹿は神鹿と崇められ、その信仰の度合いは殺した者は死罪を告げられたほどでした。
それほど鹿は神使(しんし/神の使い)として崇められていたのです。
同様の信仰がこの宮島にも根付いていたのかは定かではありませんが、その鹿をモチーフとした肌身守りになります。
可愛いデザインをしていますので幼稚園、小学生、中学生のお子さんには最適です。
初穂料(値段)
- 500円
ご利益
- 厄除け
袋守り
袋守りは以下のような種類のご利益が御祈願されたお守りになります。
- 開運
- 厄除け
- 安産
日常、肌身近くに持つことでご利益があるお守りです。
紫、水色、金色、桃色、朱色の合計5種類あります。
初穂料(値段)
- 500円
ご利益
- 開運
- 厄除け
- 安産
御砂守(旅行安全守り)
御砂守は家宅の敷地の周囲の撒いたり、家庭菜園をされているのであれば菜園内に撒くことで作物の健やかな成長が望めますが、このお守りはこのまま肌身近くで持ち歩くだけでもご利益があります。
どうして御砂守りが旅行安全守りなのか?
古来、宮島では旅行に行く際、道中の安全を祈願して、厳島神社の御神域の砂をお守りとして肌身近くに身につけて持ち歩く風習が踏襲されています。
旅行先に着いたら旅行先でも砂を取り、無事に帰郷したときには旅行先の砂を御神域の砂に加えて、再び御神域に返すとのことです。
この風習に則って謹製されたのが、当お守りです。
初穂料(値段)
300円
ご利益
旅行安全
宮島 厳島神社の定番のお守り
安産守り
厳島神社の主祭神である「宗像三女神(むなかたさんじょしん)」は女神であることから女性を守護するご利益を持つ神であります。安産もその1つです。
初穂料(値段)
- お1つ500円
ご利益
- 安産、子宝ワンサカ
学業成就・学問向上守り
学業成就、学問向上の御祈願が成されたお守りです。修学旅行生にはうってつけのお守りと言えるのではないでしょうか。
初穂料(値段)
- お1つ300円
ご利益
- 学業成就
- 学問向上
その他、縁起物など
厳島神社の”しゃもじ”
宮島と言えば『安芸=秋の宮島』と呼ばれるほど君のテカった鼻先の汗より美しいことで有名ですが、他にもう1つ有名なものがあります。なんだかお分かりになりますか?
ちょっと考えてみください。
・・
・・
はい〜、残念無念!正解は・・「しゃもじ」です。
この宮島は何といっても”木造しゃもじ”では日本一の生産量を誇り、現在では”しゃもじ”といえばパッ!と、頭に思い浮かぶほど有名です。
そしてその”しゃもじ”をなんと!この厳島神社でも縁起物として授与されていると言えば驚かれますでしょうか。
縁起物とは言え、神社の縁起物は御神徳を帯びていますので、神棚にお飾りするもよし!普段の日常生活のシーンで使用するもよし!厳島神社に参拝された暁には是非!ご覧になってみてください。ウフ
厳島神社で授与されている”しゃもじ”は種類あります。
袋入り杓子
値段(初穂料)
- 200円
材質
- 松の木
ご利益
- 勝利をすくい取る!(勝負運UP!UP!)
箱入り杓子
値段(初穂料)
- 500円
材質
- 桜の木
ご利益
- 勝利をすくい取る!(勝負運UP!UP!)
合格はちまき
合格の御祈願された一応、お守りになります。ただ、見た目的にはグッズとしても受け取ることができますので、一応、縁起物としておきます。
初穂料(値段)
800円
ご利益
合格祈願
参拝記念「大鳥居ストラップ」
大鳥居をストラップにした参拝記念品です。もちろん厳島神社のみで購入できる完全オリジナルストラップになります。
初穂料(値段)
500円
参拝記念「蘭陵王ストラップ」
同様に厳島神社のみで購入できる完全オリジナルストラップになります。蘭陵王とは厳島神社の舞楽の1つで現在の厳島神社を再建した平清盛公が四天王寺(大阪)から持ち込んだのが起源とされています。
厳島神社に伝えられた数ある舞の中で特に有名な舞が蘭陵王になります。その蘭陵王の舞台衣装を模したお守りです。
初穂料(値段)
500円
絵葉書
厳島神社および宮島の風景の写真をポストカード(絵葉書)にした、一応、グッズであり縁起物になります。
- 絵葉書の種類:風景、舞楽、宝物
- 初穂料(値段):各500円
絵馬
厳島神社で授与している絵馬です。大と小がありますが、いずれも大鳥居がデザインされた絵馬になります。
⬆️大サイズ
初穂料(値段)
- 大:500円
- 小:300円
厳島神社のお札(御神札)
厳島神社の台所でお飾りするタイプのお札です。写真の神札は「海上安全」のご利益をもつ神札になります。
- ご利益:海上安全
- 初穂料(値段):小1000円/中2000円/大3000円
厳島神社の神札の詳細については下記ページをご参照ください。
宮島・厳島神社のご利益は?
厳島神社自体のご利益が「水災からの加護」が主となります。
しかし、厳島神社には他にも以下のようなご利益があります。
- 「試験合格」
- 「家内安全」
- 「航海安全」
- 「交通安全」
- 「開運招来」
厳島神社のお守りの授与場所
境内の本殿(拝殿)内に授与所があります。御朱印授与所の隣の授与場所になります。
本殿の拝殿は境内図中央になります。
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- 授与所の営業時間:6時30分~季節により異なる(17時から18時30分頃まで)
厳島神社の拝観料金・営業時間についての詳細は以下の別ページにてご紹介しています。
広島県 宮島・厳島神社の「入場料金(拝観料金)・営業時間・祈祷/祈願(お祓い料金)・各施設入場料金」
広島県 宮島・厳島神社の営業時間(開門・閉門時間)と混雑状況・混雑を回避方法
意外と知られていない、厳島神社のもう1つのご利益
実は、厳島神社には、「開運守り」や「交通安全守り」が有名で、他のお守りにはあまり目を向けられいませんが、もつ1つ有名なお守りがあります。
それが「縁結び守り」です。
厳島神社の縁結びのお守りは、鹿と社殿の絵柄が入った可愛らっしいぅぃ〜♥お守りです。ウっふぃゅ〜
- えんむすび守り:お1つ500円
実は、厳島神社の御祭神「宗像三女神」の2柱の神様である「田心姫命(たごりひめのみこと)」と「湍津姫命(たぎつひめのみこと)」は、何を隠そう「縁結びの大神」であり出雲大社ご鎮座の「大国主命(おおくにのぬしのみこと)/大国主大神」と結婚して夫婦の契りを結ばれた神々です。
「田心姫命」と「湍津姫命」とも大国主命と間に子神を授かっており、夫婦仲は円満であったと言い伝えられております。
そんな大国主命との縁にアヤかったお守りが厳島神社の「縁結びのお守り」です。
見方を変えると、3柱の神様のうち2柱の神様とも「縁結びの大神・大国主命」と結ばれており、それぞれに子神を授かっていることから、これほどの強力な縁結び効果はないような気がします。
厳島神社に訪れた際は、是非「縁結び守り」を授かって縁結びのご利益も授かってください。
宮島・厳島神社のお守りの郵送で取扱い(返納方法)について
授かったお守りは、本来は購入した神社にお返しするのが礼儀とされています。
今、持っているお守りを翌年も翌々年もそのまま放置したり、効果が薄れたからといってポイっと、どこかへ捨ててしまってはバチが当たってしまいます。
こんなことにならないように、厳島神社にはちゃんと古いお守りを回収するための「古札回収箱」が設置されています。
古いお守りをお持ちの方は、この古札納札箱へ入れてお返しすれば良いでしょう。
その後、厳島神社にて「お焚き上げの儀(お守りにお宿りしていた神様を天へお還しする)」を行っていただけます。
厳島神社への郵送でのお守りの返し方(返納方法)
厳島神社へ郵送でのお守りの返し方(返納方法)は、以下の通りです。
- まず、厳島神社の住所をお守りを入れる箱や封筒などに書きます。
- 「厳島神社宛」の宛名の横に「古札在中・お焚き上げ希望」と、一言書き添えます。
- 送る際に一言、「よろしくお願い致します」などや「参拝した感想」や「こんなご利益を授かれました」などを記載した「メモ紙」などを添えてお送りしてもよいでしょう。
その他、あなたの家の近くの神社でも、古いお守りをお焚き上げする行事があるのであれば、持参してお焚き上げしていただく事もできます。
厳島神社の「とんど」でお守りをお返しする
厳島神社では、毎年1月14日に「とんど」と呼ばれる「お焚き上げの儀式」が行われます。
是非、あなた自身の足で「とんど」へ訪れてお焚き上げしてもらうのが、もっとも最適な方法といえます。
しかし、厳島神社までは遠くてお守りの処分に行けない方もいらっしゃると思います。
そんな方のために、厳島神社は、古いお守り(古札)を郵送で受付もされています。
厳島神社のお守りは郵送で授与していただける?
厳島神社では、郵送でのお守りの授与は基本的には行っていません。
お守りは信仰の対象となるものであり「物品扱いにはできない」との、神職の方の直々のご回答をいただきました。
ただし、諸々の事情のある方は、お問い合わせすることで相談にのっていただけるようです。
厳島神社のINFO
- 住所:廿日市市宮島町1-1
- 公式サイト:https://www.itsukushimajinja.jp/
【豆知識】お守りの持ち方・扱い方・返納方法について
お守りには有効期限あるというのをご存知でしたか?
ありがたいお守りも間違った持ち方をしてはご利益(効果)がなくなってしまうかもしれません。
下記ページでは、お守りの有効期限や返納方法と、併せてお守りの持ち方についてもご紹介しています。
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