宮島・厳島神社「長橋 」【重要文化財】
創建年
- 不明
再建年
- 1573年から1614年(永禄年間~慶長年間/安土桃山時代)
大きさ
- 全長:33m
- 横幅:3m
厳島神社・長橋の読み方
長橋は「ながばし」と読みます。
厳島神社・長橋の歴史・由来
厳島神社の長橋は、唯一、浜の中央部からの境内への出入り口となります。
しかし現在では立ち入ることは叶わず、見学のみ可能となっています。
長橋は本殿裏にかつて存在したとされる「神饌(しんせん/お供え物)を調理するための調理場所」から本殿の神前へのお供え物の時に使用されていました。
供進する手順としては、本殿裏の調理場所で神饌を調理した後、長橋を通って境内へ入り、一旦、大国神社へ供進した後に最終的に本殿へお供えされていたようです。
厳島神社・長橋の建築様式(造り)
長橋は厳島神社の境内でもっとも長い橋になります。
長橋の足元の礎石となる「束石(つかいし)」には、「下関(赤間関/あかまがせき)」から採石された堅い石「赤間石」が使用されています。
この束石(赤間石)は当時、安芸国の支配者であった戦国大名・毛利輝元の寄進によるものです。
一見すると整然とした綺麗な橋に見えますが、実のところ橋の床板や高欄(こうらん/手すり)は、幾度も取り替え工事・修理工事が行われています。
よって現在の長橋の床板のほとんどは平成時代になって取り替えられた床板になります。
厳島神社「西回廊・東回廊」の場所(地図)
厳島神社・長橋は境内の西側「大国神社」の後方に位置します。
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