大鳥居の笠木(大棟)両はしの「月」と「太陽」の紋章の謎
厳島神社の大鳥居の「笠木(大棟)」両はしには、社殿からみて右側(東側)には「太陽の紋章」が刻まれてい‥申す。えっ
また、逆に西側(左側)には「月の紋章」が‥あっちゃぅ。
厳島神社の大鳥居に「月」と「太陽」の紋章が刻まれている理由・意義とは❓
‥については判然としない。
けれども次のような説がある
鬼門封じのため
古来、「北東は鬼門」で、大鳥居の東側(社殿からみて右側)に太陽の紋を刻むことで鬼門の効力を封じている‥とも。
しクァし!
これだけでは確たる論拠にはならない。
考えられるのは、後世の人々が太陽と月のマークがある=陰陽=結界=鬼門封じ
‥等の発想に到ったものだと、きわめて素敵に推考できる。
陰陽道とは?
陰陽道とは、森羅万象の理に則り、方角や月・太陽・星などの位置などを総合的に見て、物事の良し悪しを見極めるために用いられた、中国大陸から日本へ伝来した思想の一つ。
いわゆる現代でいう「占い」の類いの一つ。
結界の役目
月と太陽を刻んだ鳥居の存在は、世界の理を司る存在。
当時の人は月の引力で干満があることな知らないが、「潮待ち」の言葉があるように体感でそれは分かっていた。
そして生命を育む根源となる太陽。
これら二つの霊物を鳥居に取り入れることで、島全体を神域とし、俗界と神界を隔てていた‥とも推考できる。
大師の思想(真言密教の教理、宇宙観)が反映されて結界となった
大師は、大円鏡智(だいえんきょうち)なる思想を重要視したいたらしく、これによると「鏡」という存在は単なる器物ではなく、心に万物の真実が映る智慧の象徴になるとか。
然るに鳥居の月と太陽の紋章は、鏡=仏智、鏡=神体(太陽の光を取り込んで反射する)、月は月輪観(がちりんかん)=満月=鏡
‥という真言密教の中核的教義を意味し、この月と太陽の紋章を以って、神域への結界としていた‥という説。
いつ頃から太陽と月のマークが据え付けられていたのか?
これについては判然としない。
一説に両部鳥居の「両部」とは密教の胎蔵界と金剛界に由来するともいわれる。
密教では胎蔵界と金剛界を「両界曼荼羅(りょうかいまんだら)」という曼荼羅で表現するのだが、これは太陽(昼/陽)と月(夜/陰)の存在を以って、一つの世界を表現したとものともいわれる。
尚、「両部鳥居」なる言葉が清盛の時代やそれに近しい時代に用いられていたのかは未詳とされる。(江戸時代に生み出された造語とも)
ともあれ、日光月光菩薩の存在が示すように平安以前から月と太陽が世界観の中軸的な存在とみなされていたとみれる。
それがどういう経緯で厳島の鳥居に反映されたのかは判然としないが、仮に鳥居の日月マークが密教由来のものとするならば次のような接点は挙げられる。
- 弘法大師 空海が弥山で修行した
- 大師は修行のみぎり、806年に弥山麓に大聖院を創建した
- 弥山の御山神社に祀られる三鬼大権現は密教系の鬼神
(密教では仏教で退ける鬼を取り込んで、仏法守護神として帰依させる特色がみられる)
‥それと忘れてならないのが、現在の厳島神社を素敵に創造した平清盛の存在。
清盛は大師が、これまた素敵に創造した高野山と結びつきがあり、実際に高野山には清盛が奉納したとされる「血曼荼羅」が伝存、あまつさえ、平家物語によると清盛は壇上伽藍の根本大塔を再建したいう故事もある。
関連:高野山 金剛峯寺「血曼荼羅(絹本著色両界曼荼羅図)」【重要文化財】
【ピヨ🐣コメント】
平家物語によると、清盛が大塔を再建した後、大師が夢枕に立ち、厳島神社の修営を勧めたという。
だとすれば、清盛が厳島神社を再建(創建)したみぎり、密教の教義にある月と太陽のマークを鳥居の笠木両端に刻んだとも考えられないこともない。
殊に、宮島は中世になると山岳信仰や、巨石(磐座)信仰、海神信仰、そしてこれに真言密教が混淆し、山内には密教系の神や不動明王などの仏と、それに由来した護摩祈祷のほか、虚空蔵信仰(大師が虚空蔵求聞持法を修した)が、にわかに勃興する。
関連記事一覧
⛩️【厳島神社の大鳥居の秘密】裏表で異なる扁額の文字の意味や理由とは❓誰が書いた❓
⛩️【厳島神社の大鳥居の秘密】月と太陽のマーク(紋章)の意味や由来とは❓
⛩️【厳島神社の大鳥居にお金(お賽銭or小銭)を挟む理由とは❓】どんなご利益がある❓
⛩️【厳島神社の大鳥居⛩の秘密】 建築構造や歴史年表(建てた人や扁額の文字or小銭の賽銭問題)を…覚えたぃ❓
⛩️【夜のツアー❗️ナイトクルージングの時間&料金】厳島神社と大鳥居のライトアップ開始時間or満潮時に船で鳥居を素敵にくぐる❗️
スポンサードリンク -Sponsored Link-
当サイトの内容には一部、専門性のある掲載がありますが、これらは信頼できる情報源を複数参照して掲載しているつもりです。 また、閲覧者様に予告なく内容を変更することがありますのでご了承下さい。


