音戸の瀬戸「清盛塚」【県指定史跡】

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音戸の瀬戸「清盛塚」【県指定史跡】

  • 建立年:1184年(寿永3年/元暦元年)※平安時代
  • 県指定史跡登録年月日:1951年(昭和26年)4月6日
  • 敷地面積:周囲49m
  • 石垣の高さ:5.46m
  • 宝篋印塔の高さ:約2m

清盛塚の歴史・由来

この清盛塚は陸から少し離れた場所に建立された塚であり、敷地面積が周囲49.14mあります。1951年(昭和26年)には県史跡の指定を受けています。

言い伝えによれば、平清盛公は1164年(長寛2年)10月に現在の倉橋島の先端部分の開削工事を開始し、1165年(永万元年)7月16日に人柱の代わりに一字一石の経石(一切経が経文が書かれた石)を海底に沈めて音戸の瀬戸を完成させたとされています。

その経石の上に平清盛公を遺徳を偲んで、1184年(寿永3年/元暦元年/平安時代)に石塔が建てられることになり、これが現在の清盛塚だと伝えられています。

なお、この塚は清盛公を供養するために建てられた塚だと伝えられていますが、実のところ確たる証拠がなく、あくまでも「伝・平清盛塚」とされています。

塚は、潮が満ちても海水に浸かってしまわないよう高さ5.46mまで石垣が積まれる形で造られており、塚の中央には高さ1.98mの宝篋印塔(ほうきょういんとう)が築かれています。

宝篋印塔とは、五輪塔に代表されるような供養塔や墓塔と呼ばれる仏塔の一種です。通例であれば内部に密教経典の1つなる「宝篋印陀羅尼(ほうきょういんだらに)」が収められていますが、清盛塚のケースでは宝塔として建立された意図がみえます。

清盛塚の全容を観る場合は引き潮の時が狙い!

清盛塚の石塚を含めた全容を見るためには潮が引いている時に訪れる必要があります。

⬆️潮が引いている時に全容が観れる

潮が引いている時に訪れるとよく分かりますが、清盛塚の手前に石階段が見えることから潮が引いている時に関係者が管理しに訪れていると思われます。

その他の清盛塚の見どころ

黒松(くろまつ)

清盛塚の敷地内には1719年(享保4年)に植栽された松が生えていましたが、時代を下る過程で枯れてしまい、時代は不詳ですが再び植栽されています。

その後、2代目となるこの松も1999年(平成11年)に再び枯死してしまい、現在の松は先代(2代目)の幼木が育った黒松になります。

このクロマツに関して、地元ではこんな民話が残されています。

なんでもこの黒松の葉が枯死(こし)するとタコをゆがいた「タコゆがき汁」をかけると元どおりの青々とした緑に戻ったとか。また、歯痛になったときはこのクロマツを噛むと平癒に至ると云わているようです。

改築記念碑

清盛塚の手前には「改築記念碑」と刻まれた石碑が見えます。この清盛塚を改築した際に建てられた記念碑になるようです。

石碑の裏側には「大正十三年四月一日 山下芳雪 書」の刻銘があります。

この石碑の刻銘が事実だとすれば大正13年4月1日に山下芳雪という人物が書いた文字を刻んだ石碑ということになります。

せり出した展望台(清盛塚参拝橋)

  • 造営年:1971年(昭和46年)

清盛塚は陸と少し離れた場所に建てられており、橋も架橋されていないことから禁足地となります。したがって、外観を周囲から観覧するだけになりますが、塚を正面から見れるようにと、陸からせり出す形で造られた展望台のようなものが設けられています。

⬆️うずしお会館の2階から見た清盛塚と参拝橋

この展望台は正式には「清盛塚参拝橋」と呼称し、この参拝橋を利用することによって塚を真正面から見ることができます。

手前には清盛塚の由緒が書かれた案内板も設置されていますので、より理解を深めることができます。

清盛祭の時の清盛塚

⬆️清盛祭の時の清盛塚。鯨幕と幟(旗)が見える


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もう1つ清盛塚がある?!

実は、兵庫県神戸市「兵庫駅」付近にも県指定文化財の清盛塚と称される塚があります。

言い伝えによれば、この塚は鎌倉時代の執権・北条貞時が平清盛の冥福を祈念して建立したと伝えられており、高さが8.5mもある十三重の石塔になります。

元来、平清盛の墓と伝えられてきたようですが、発掘調査の結果、お墓ではなく供養塔である事が明らかにされています。

  • 神戸の清盛塚の場所:神戸市兵庫区切戸町1-3

清盛塚の場所とアクセス(行き方)・境内に入れる時間

所在地

  • 広島県呉市音戸町鰯浜1丁目1

音戸の瀬戸公園へ続く、音戸大橋のループ状道路の手前に位置します。付近に観光案内所と食事施設を兼ねた「うずしお」という建物もあります。

音戸の瀬戸の渡し船に乗ったついでに、ぜひ!立ち寄ってみてください。

地図

アクセス

  • 「清盛塚」バス停下車,徒歩約2分

清盛塚へ立ち入ることのできる時間帯

  • 基本、24時間・年中無休で立ち入り可能

ただし、高波や強風の時は手前の扉が閉じられます。

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