広島城(天守閣・二の丸)の「営業時間・入館料・割引・アクセス・駐車場・見どころなど」
広島城は、戦時中の原爆投下の影響で一時は失われたものの、戦後に一部が復元・再建されました。
天守閣は外観が復元され、内部は博物館や展望室となっています。
こちらのページでは、そんな博物館「広島城」の営業時間や入館料、アクセスなどの情報や、天守閣内部の見どころを中心にご紹介します!
【広島城】のコロナ感染拡大防止対策について
広島城におけるコロナ対策についての公式発表は以下の通りです。
【重要】広島城天守閣及び二の丸の2月8日(月)からの全面開館について
広島城天守閣及び二の丸を2月8日から開館しますが、入館に際して以下のことについて皆様のご理解とご協力お願いします。
・マスクの着用、入館時の手指消毒・咳エチケットの徹底をお願いします。
・入館時の検温にご協力ください。
・咳や発熱などの体調不良がある方は、入館をお控えください。
・見学時は、前後1m程度の間隔を保つようにしてください。
・混雑状況によっては、入場制限を行う場合があります。
・体験コーナーなど一部ご利用できない箇所があります。
・日曜日と祝日に実施予定の展示ガイドは、新型コロナウィルス感染予防及び拡散防止の観点から当面休止します。
・県外からのお客様は、各都道府県の移動自粛要請にあわせてご来館いただくようお願いします。
なお、100名城スタンプは、第一層のミュージアムショップ前に設置しています。
詳細は公式サイトでご確認ください。
項・一覧
広島城の営業時間・入館料など
広島城の営業時間(開館時間)・休館日
天守閣
営業時間(開館時間)
- 3月~11月:9時~18時
- 12月~2月:9時~17時
※入館受付は閉館時間の30分前まで
休館日
- 12月29日~31日 ※臨時休業あり
二の丸
営業時間(開館時間)
- 4月~9月:9時~17時30分
- 10月~3月:9時~16時30分
※入館受付は閉館時間の30分前まで
休館日
- 12月29日~31日
広島城(天守閣)の入館料
- 大人370円、シニア(65歳以上)180円、高校生以上180円、中学生以下無料
※65歳以上の方は年齢を証明できるものを提示
※「高校生」には、中等教育学校の後期課程または、特別支援学校の高等部の在学者も含む
※「高校生」には、在学していない「15歳に達する日の翌日から18歳に達する日以後の最初の3月31日までにある方」も含む
※二の丸への入場は無料
入館料割引・入館料免除
団体割引(30名以上)
- 大人280円、シニア(65歳以上)100円、高校生以上100円、中学生以下無料
その他の割引
国や地方公共団体などが実施する事業で、広島城の指定管理者が必要と認めた場合は、入館料が団体料金と同じ額に割引となります。
入館料免除(無料)
以下の条件に該当する場合は、広島城の天守閣への入館が無料になります。
障害者手帳などの提示
- 身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳などを所持する本人と介添者
※手帳、証明書などの原本を提示
学校教育活動など
- 学校教育または幼稚園・保育園の活動の一環で入館する生徒および引率者(教員)
※事前の申請が必要
※下見の場合も申請すれば無料 - 留学生
※学生証など身分を証明するものを提示 - 大学などの学芸員資格課程の学生や教官が、授業や実習の一環で入館する場合
- 広島城の指定管理者が認めるボランティア活動に従事する者がそのボランティア活動の一環で入館する場合
社会福祉施設の入所者
- 救護施設、更正施設、老人ホームなどの社会福祉施設の入所者
※施設の職員が引率する場合
特定の日の入館
- 高校生(中等教育学校の後期課程または、特別支援学校の高等部の在学者なども含む)が、土曜日に入館する場合
※祝日、学校の夏季・冬季・春季長期休暇期間中を除く - 高校生(中等教育学校の後期課程または、特別支援学校の高等部の在学者なども含む)が、こどもの日に入館する場合
- 文化の日に入館する場合
その他
- 優待券・招待券保持者
- 地方公共団体の職員または公益財団法人日本博物館協会、全国城郭管理者協議会、広島県歴史民俗資料館等連絡協議会に加盟する団体の職員が、施設の状況調査や研究のため入館する場合
※事前の申請が必要 - 国や地方公共団体及びその外郭団体が主催する広島の歴史学習、平和学習、国際交流を目的とした事業の一環として、事業の参加者や引率者が入館する場合
※事前の申請が必要 - 観光客の引率で入館するボランティアガイド、バスガイド、タクシー運転手、旅行添乗員など
※ガイド研修のための入館も無料。ガイド証を提示。
広島城(天守閣)へのアクセス
電車
(1) JR線
- 新白島駅から徒歩約16分
JR広島駅からのアクセス
- 徒歩:約15分
- 広電市内線:1・2・6番電車で約14分、紙屋町東電停下車、北へ徒歩約15分
- 路線バス:「広島駅南口前」バス停Bホーム7・8・9番のりばから
合同庁舎前経由のバスで約7分。「合同庁舎前」バス停で下車、徒歩約8分。
※八丁堀経由のバスは合同庁舎前バス停に停車しません。
(2) 広電(路面電車「市内線」)
- 紙屋町東・西電停から徒歩約17分
※紙屋町西電停(ひろしま美術館側)からは、地下通路を経由
(3) アストラムライン(新交通システム)
- 城北駅から徒歩約12分
- 県庁前駅から徒歩約14分


バス
(1) 路線バス・高速バス
- 合同庁舎前バス停から徒歩約10分
- 広島バスセンターから徒歩約16分


(2) ひろしま観光ループバス「めいぷるーぷ」
- オレンジルート・レモンルート「広島城(護国神社前)」バス停から徒歩約10分
※めいぷるーぷの「広島城(護国神社前)」バス停は、上掲の「合同庁舎前」バス停の隣にあります。
車
- 山陽自動車道「広島IC」から約20分
※広島城に専用駐車場はありません。
※道路状況により、30~40分程度かかる場合もあります。
広島城の駐車場
広島城の敷地内に駐車場はありませんが、天守閣まで徒歩約7分の「広島市中央駐車場」を利用した場合、天守閣の第一層にあるミュージアムショップ窓口で、30分間の駐車料金サービス券がもらえます。
広島市中央駐車場
- 住所:広島県広島市中区基町2
- 営業時間:6時30分~25時(1月1日~3日は24時間営業)
- 駐車料金:30分180円、1日最大1,500円
※宿泊料金:1泊500円加算
- 収容台数:406台
※身障者用駐車スペースあり
- 駐車場形態:地下自走式
- 車両制限:高さ:2.0m、幅:2.0m、長さ:5.0m
- お問い合わせ先電話番号:082-227-2110
広島城(天守閣)の見どころ
広島城の天守閣が博物館になった経緯
広島城の天守閣は、そもそも武将が居住する建物ではなく武具などの保管庫として使われていました。
1945年(昭和20年)の原爆投下の影響で倒壊してからはしばらくそのままの状態で、原爆投下後の状況を残して後世に伝えるため再建に反対する声もありましたが、1951年(昭和26年)、広島国体の開催に合わせてひとまず仮設の木造の天守閣が建てられました。
この仮設天守閣は国体の閉幕後に取り壊されたものの、天守閣再建のムードは高まり、1958年(昭和33年)の広島市制70周年を記念して開催された「広島復興大博覧会」の目玉の1つとしてついに天守閣が再建され、天守閣の中に「広島城郷土館」が開館しました。
更に、1989年(平成元年)からは築城400周年と市制100周年の節目ということで広島城跡の改修が行われ、博物館の展示内容も見直されています。
天守閣内部の展示の見どころ
天守閣内部は5層に分かれており、1~4層にはテーマ別に様々な資料が展示され、5層目は展望室となっています。
なお、博物館の展示物の写真撮影はできないのでご注意ください。
第一層(1階):常設展示「広島城の成立と役割」
広島城の構造や、広島城の築城について、広島藩の歴史などに関する資料や模型、映像が展示されています。
また、よろいやかぶとなどを身に付けて写真撮影ができるコーナーも設けられています。
ミュージアムショップも1階にあります。
1階の見どころ
2009年の発掘調査で江戸時代の武家屋敷跡から発掘された、金箔が押された鯱瓦(しゃちがわら)と鬼板瓦(おにいたがわら)が展示されています。
この鯱瓦と鬼板瓦は、井戸跡に他の瓦と一緒に埋められた状態で発見され、毛利輝元の時代に、城内の櫓(やぐら)か門の屋根に使用されていたものと推定されています。
金と朱漆(しゅうるし)の色彩や瓦の形がほぼ完全な形で発見されている上、左右(雄雌)で対となっている金箔鯱瓦が発見された全国初の例で、かつ、現存する日本最古の金箔鯱瓦である可能性があり、大変貴重な展示となっています。
第二層(2階):常設展示「城下町広島のくらしと文化」
2階では、城下町としてにぎわっていた広島で暮らす人々の生活の様子が、資料や写真、復元した建物などを使って開設されています。
2階の見どころ
見どころは、広島市指定重要有形文化財に指定されている「広島城下絵屏風」のレプリカです。
高さ約170cm、幅368cmという巨大な絵屏風で、四季折々の人々の暮らしが生き生きと描かれています。
どんな身分の、何をしている人なのかを考えながら見てみると、面白い発見があるかもしれません。
第三層(3階):常設展示「甲冑・刀剣など」
3階では、広島ゆかりの刀、よろい、かぶとなどが展示されています。
第四層(4階):企画展示
テーマを設けて様々な企画展示が開催されています。
第五層(5階):展望室
望遠鏡が設置された外廻廊から広島の街並みを一望することができ、天気次第では宮島まで望めます。
外廻廊からの景色は写真撮影が可能となっています。
華頭窓(かとうまど)と呼ばれる、独特な形の窓も間近に見られるので、ぜひご注目ください!
ちなみに、堀を挟んで天守閣の真後ろには広島市立基町高等学校という高校があり、大ヒット映画「君の名は。」に登場する高校のモデルとなったことでも知られています。
「君の名は。」に思い入れがあるあなたは、基町高校から天守閣を見上げるだけでなく、天守閣から基町高校を探して見下ろしてみるのも良いかもしれません!
二の丸の櫓にも入館できる!
天守閣の他、広島城の敷地の手前にある「二の丸」という区画の建物も、中に入って見学することができます。
内堀にかかる「御門橋」を渡ると、二の丸の入口である「表御門」があります。
表御門をくぐると、平櫓(ひらやぐら)、多聞櫓(たもんやぐら)、太鼓櫓(たいこやぐら)という3つの櫓(やぐら)が建ち、中に入ることができます。
これらの建物も原爆により跡形もない状態となっていましたが、上述の築城400周年と市制100周年を記念して行われた広島城跡の改修事業の一環として、1989年(平成元年)から1994年(平成6年)にかけて再建されました。
天守閣が外観のみ復元され、内部は博物館になっている一方、二の丸の3件の櫓は木造で「再建」という形になっており、かつての内部の様子も見ることができます。
3つの櫓はつながっており、多聞櫓が出入口となっています。
※入館の際には靴を脱ぐ必要があります。

二の丸の広場では、毎週日曜日に「安芸ひろしま武将隊」の演舞が行われる他、様々なイベントが開催されていますので、ぜひ、スケジュールを確認してお出かけください!
二の丸の見どころ
3つの櫓のうち一番奥の「太鼓櫓」は二階建てで、2階部分には時を告げる太鼓が置かれ、侍の出陣の合図などに使われていました。
再建後もしばらくは2階に太鼓が置かれていましたが、多くの人が見られるようにということで現在は1階に設置されており、誰でも自由に叩くことができます。
広島城の住所・お問い合わせ先
- 住所:広島県広島市中区基町21-1
- 電話番号:082-221-7512
広島城の歴史や広島城跡の見どころについては、当サイトの以下のページ↓でご紹介しています!
広島城(天守閣・二の丸、広島城跡)の「歴史・見どころ・建築様式(造り)・など」
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