宮島水族館の簡単な歴史(年表)
現在の宮島水族館は、PFI事業の1つとして「廿日市(眞野 勝弘市長)」と「宮島アクアパートナーズ株式会社(五洋建設株式会社)」との間での事業計画に基づいてリニューアルオープンしています。
この事業計画は平成20年5月20日に可決され、平成21年3月17日に約「50億円」と言う巨額の費用を用いて実施され現在に到る。
宮島水族館の歩みと簡単な歴史(年表)
1959年(昭和34年)
「広島県立水族館(広島県立水産資源研究所)」という研究所して開設された。
1967年(昭和42年)
旧宮島町へ移管され、「宮島町立宮島水族館」としてリニューアルオープン。
1980年(昭和55年)7月
大規模改修のため休館
1981年(昭和56年)
7月10日、改修工事を終えリニューアルオープン。
1983年(昭和58年)
トドの「タロー」「トモエ」を導入して飼育を開始
1984年(昭和59年)4月
ふれあいの磯完成。現在の敷地となる
1985年(昭和60年)
ラッコを導入。年間70万人の入場者を記録す。
1991年(平成3年)
新ペンギンプール、マンボウ水槽完成
1995年(平成7年)
世界初、人工飼育下におけるスナメリの三世の繁殖に成功
1997年(平成9年)
11頭目のスナメリの赤ちゃん(雌)誕生(母「P1」、父「ジイサン」3.29生)
12月、館内改修のため休館
1998年(平成10年)
1月1日、リニューアルオープン!トぅっ!変身っ!トゥっ!
9番目のトドの赤ちゃん誕生(母「トモエ」、父「タロー」6.28生)
2002年(平成14年)
秋篠宮妃紀子さま、眞子さまが来館し、アシカライブなどを観覧される。
2005年(平成17年)
11月、廿日市市と宮島町の合併により、名称が「宮島町立宮島水族館」から→「宮島水族館」へと改称される。
2008年(平成20年)
4月、魚類を飼育する畜養施設が完成
12月1日、全面建て替えのため休館
2011年(平成23年)
8月1日より、3回目の正直‥‥ということで3代目となる新宮島水族館がグランドオープンした。
この頃まで直立するワニとしてお茶の間の話題をさらった「だいごろう」という体長約1.3mのワニがいた。
このワニは南米に生息する世界最小のキュビエムカシカイマン種属だったが、現在は愛媛県松野町の「おさかな館」という水族館にいる。
2012年(平成24年)
1月6日、グランドオープン後5ヶ月あまりで入館者50万人を達成
3月22日、スナメリの雄「ゴウ」を鳥羽水族館より借り入れ・飼育展示開始
3月29日、トドの雄「ヨネタロー」を導入
4月4日、トドの雄「ヨネタロー」を飼育展示開始
8月1日、宮島水族館「みやじマリン」開業1周年記念イベントを開催
9月7日、グランドオープン後1年1ヶ月あまりで入館者100万人を達成
2013年(平成25年)
5月15日、スナメリの赤ちゃん(イチゴ/雌/2014.3.28命名)が誕生(母「ニコ」、父「ゴウ」)
2014年(平成26年)
8月19日、グランドオープンからの入館者が、200万人を達成
2020年(令和2年)
2020年7月26日、屋外エリア「お弁当広場」が閉鎖。あらたに8月1日より、「はつこい庵」という新施設がオープン。
宮島水族館の開館は昭和時代
実は、この宮島水族館は約60年の歴史を持っており、旧・宮島水族館は「広島県立水産資源研究所」として、1959年(昭和34年)に竣工されています。
水産資源研究所とは、瀬戸内海に生息する海の生き物や赤潮の原因などを調査する機関であり、その一方で海洋研究や、その研究結果の一般公開を行う機関でもあります。
海洋研究の一般公開とは、海の生き物を飼育して研究し、その生体を一般にも公開するといったことになります。
宮島水族館の生体の飼育は、1983年(昭和58年)に開始されたトドの飼育を皮切りに、翌々年の1985年(昭和60年)にはラッコの飼育を開始し、年間70万人もの観光客が訪れています。
平成時代
1991年(平成3年)には秋篠宮殿下、2002年(平成14年)には秋篠宮御夫妻で来館されています。
2005年(平成17年)に、宮島が廿日市市に併合される形となり、その際、同時に「広島県立水産資源研究所」と言う名前も改名され、現在の「宮島水族館」に変更されています。
その後もさらに来場客が増加し、それと共に飼育される海洋生物の種類も増加して行くことになります。
そんな背景から2009年(平成21年)3月17日から、ついに改築工事が行われ、約2年後の2011年(平成23年)7月31日にリニューアルオープンしています。
この改築工事では、単に敷地を広げるための目的もありますが、観光客が増加したことによってバリアフリー化が急務となり、改築工事の主たる目的の1つとなっています。
現在の宮島では、完全バリアフリー化が実施されており、「宮島桟橋の乗降口」から「宮島内の主要観光スポットの館内」までの道のりは、ほぼ平面道路となっています。
その他、フェリーの船内においてもバリアフリー化が実施されています。
2014年(平成26年)には、ついに来場者が200万人を記録し現在に至っています。
宮島水族館の別名「みやじマリン」の名前の由来とは❓
宮島水族館には、別名で「みやじマリン」と言う名前が付されています。
実はこのネーミングは、上述の宮島水族館のリニューアルを記念してニックネームを一般公募したところ、1360もの応募があり、市および水族館関係者による厳正な審査の結果、廿日市市在住の「山田美由紀さん」の応募が選出され採用されています。
「みやじマリン」が選ばれた理由
世界遺産の「宮島」と瀬戸内海の「海」、つまり「宮島」と「海=マリン」という言葉を掛け合わせたものです。
また、「親しみがあり」「覚えやすい」といったことも選出の理由に挙げられています。
宮島水族館の概要
竣工年(創設年)
- 2011年(平成23年)7月31日
建築様式(造り)
- 本館棟及び海獣棟:鉄筋コンクリート造
- 観覧プール:鉄筋コンクリート造・一部「鉄骨造平屋建て」
建屋構造
- 地上2階・地下1階建て
敷地面積
- 7.218.27m2
建設面積(建屋1階の面積)
- 4,098.66m2
延床面積(建屋全体の面積)
- 5,822.55m2
水槽体積(管理水量)
- 1,837トン
(メイン水槽:350トン)
管理生物の種類
- 約350種類
- 約13000点数(匹)
設計者
- 株式会社大建設計
施工者
- 五洋建設株式会社
発願者
- 廿日市市(PFI事業)
- 宮島アクアパートナーズ株式会社
2016年現在の館長
- 塚本博一
運営会社
- 廿日市市
基本理念
- 「癒し」と「ふれあい」
運営方針
- 五本の柱
・もう一度行きたくなる「体感の水族館」
・いつも新しい発見ができる「学びの水族館」
・暖かく出迎えてくれる「ぬくもりの水族館」
・新たな活力を創出する「集いの水族館」
・美しい自然と共生する「独自性のある水族館」
ところで‥‥‥「みやじマリン」の名前の由来って❓
「みやじマリン(みやじまりん)」とは宮島水族館の愛称でゴザる。一般公募してその中から選出された。
選出理由は、世界遺産の「宮島」と瀬戸内海の「海」に隣接する水族館のイメージにマッチした親しみやすく覚えやすい愛称。‥‥‥とのこと。オホっ
宮島水族館の年間来場者数
年 | 来館者数 |
平成19年度 | 275,735人 |
平成20年度 | 277,673人 |
平成21年 | リニューアル工事のため休館 |
平成22年 | リニューアル工事のため休館 |
平成23年度 | 660,412人 |
平成24年度 | 626,240人 |
平成26年度 | 8月19日、グランドオープンからの入館者が200万人を達成🎊 |
平成30年 | 11月2日、入館者数400万人達成🎊 |
【補足】『これ5選!』日本の水族館の入場者数・上位ランキング!
1位.沖縄美ら海水族館(沖縄県)281万人
2位.京都水族館(京都府)243万人
3位.海遊館(大阪府)217万人
4位.名古屋港水族館(愛知県)199万人
5位.すみだ水族館(東京都)196万人
・
・
19位.宮島水族館 広島県 62万人
※参考データ:2012年度
宮島水族館は日本本土から離れた「孤島」に位置しながら「20本の指に入るほどの水族館」になっています。
これは物凄い快挙と言えます。
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