広島県の宮島には、世界遺産・厳島神社だけではなく、まだまだ魅力がたっぷりとあります。
その魅力の中の1つが「あなご飯」です。
以下では、宮島にたくさんある「あなご飯」が食べられるお店の中から、特に人気・おすすめのあなご飯を、厳島神社-御朱印サイトスタッフが独自で選んだランキング形式でご紹介します。
なお、メニューや価格は変更になる場合があります。
まず、「あなご」とは?
「あなご」とは、海蛇のような形状をしている魚類の一種で、一見すると「ウナギ」のように見えます。
「あなご」の名前の由来は「岩穴」や海底の砂などに「穴」を掘って、顔だけ出して捕食行動を行うためにこのネーミングが付されています。
つまり「穴」から派生したネーミングです。
アナゴの大きさ(サイズ)
- 全長(長さ):40cm
- 直径(胴回り):3cmから4cmほど
この形状を見ていると少し食べる気が失せますが、信じられないほどのクソ旨い味を舌に思い知らされることになります。
広島県・宮島と「あなご飯」の由来
瀬戸内海を構成する孤島の1つである広島県宮島の近海では、古来から「あなご」がたくさん獲れたそうです。
そこで獲れたアナゴを駅弁として販売しようと考えたのが、上野家の10代目の主人・他人吉です。
他人吉は、アナゴを火で炙ってご飯の上に乗せた駅弁を作り、本土の宮島口の駅前で販売しました。
これが「宮島のアナゴ飯」の起源と言われています。
以上のことから宮島のアナゴ飯は本来は「駅弁」であり、駅弁を買った人が電車の中で食し、それを見た人が再び駅弁を買いに行くといった流れを繰り返し、いつの間にか日本中に伝播して「広島のあなご飯」や「宮島のあなご飯」として知られていくようになって行くことになります。
尚、「他人吉」が開業した駅弁・アナゴ飯は、現在では「うえの」と言う名前の「あなご飯専門店」として残っており、現在では「広島(宮島)のあなご飯」の代名詞になるほどの大人気店となっています。
そこで以下では、広島・宮島の数あるあなご飯専門店の中でも、特にオススメしたいお店を人気おすすめランキング10選!でご紹介したいと思います。
第10位. 広島 宮島・あなご飯「和田」
しゃもじ型の看板が目印の「あなごめし食事処・和田」。
宮島に多数あるお店の中でも、指折りの宮島あなごの専門店です。
目立たない場所にありますが、行列ができる人気店で、土日祝日は、12時30分頃には売切れとなる場合も多いとこのことです。
和田の粋なところは、創業以来、あなごのメニューは「あなごめし(1,800円)」1つのみという点です。
タレは濃さも量も控えめで、あなごそのもののおいしさを堪能できるあなご飯となっています。
瀬戸内海で獲れたて・新鮮なあなごを、毎朝仕入れているのが、旨さの秘密です。
あなご飯「和田」の「あなご飯のメニュー」
- あなごめし:1,800円
あなご飯「和田」のINFO
- 住所:広島県廿日市市宮島町424
- 営業時間: 11:00~15:00(売切れ次第閉店)
- 定休日:不定休
第9位.広島 宮島・あなご飯「花菱」
国産天然あなごを使用した、本格的なあなご飯で人気の「花菱(はなびし)」は、宮島桟橋の近くにあるお店です。
「花菱」の名物は、特製のタレを用いた「あなごめし」や宮島産牡蠣の「かきめし」です。
ご飯には地元・広島県の中央賀茂大地米を使用しています。
絶妙の焼き加減の「あなご」のプリプリな食感と、自慢のタレ・ご飯の絶妙なハーモニーを、ぜひお楽しみください!
「花菱」の「あなごメニュー」
- あなごめし:2,200円
- あなごたっぷりめし:2,800円
- お持ち帰り「あなごめし弁当」販売時間(10:30〜17:00)
あなご飯「花菱」のINFO
- 住所:広島県廿日市市宮島町856
- 営業時間:10:30~15:00
- 定休日:不定休
予約方法は食べログを参照💘
第8位. 広島 宮島・あなご飯「みやじま食堂」
「みやじま食堂」は、表参道商店街の郵便局横にあります。
大きな窓と木のぬくもりが感じられるテーブル、清潔で整った店内は、カフェのような雰囲気です。
女性でも1人で気軽に入れる、明るくて開放的なお店です。
メニューは、一番人気は柔らかく焼かれたあなごがおいしい「穴子めし定食」です。
他にも、あなごや牡蠣など地元のおいしいものが少しずつ味わえる、品数豊富な定食が並び、目移りしてしまいます!
夜まで開いていますので、1日の終わりにお酒と共にあなごをいただくのもおすすめです。
みやじま食堂の「あなごメニュー」
- 穴子めし定食:1,900円
- 宮島定食(あなご飯、牡蠣フライなど):2,500円
- 穴子天丼:1,400円
あなご飯「みやじま食堂」のINFO
- 住所:広島県廿日市市宮島町590-5
- 営業時間:11:00~21:00
- 定休日:無休
予約方法は食べログを参照💘
第7位. 広島 宮島・あなご飯「焼きがきのはやし」
1948年創業・焼き牡蠣発祥の店「はやし」の名物は、店名の通り「カキ」です。
代々守り続けてきた独自の技術で丁寧に蒸し焼きにされた最高級品質のカキ・・おいしくないわけがありません!
店頭でも焼いているので、商店街を歩いていると、いい匂いがして、ついつい引き寄せられてしまいます。
そんな「はやし」では、カキと並びあなごのメニューも人気です。
あなご飯は、ホっクホクっのシャリの上に、絶妙な火加減で丁寧に焼き上げられたあなごが乗り、濃厚な特製タレが注がれます。
もう、この味は言葉では表現不可能です。
・・自分自身が「堕落」して行く様を楽しんでください。
焼きガキのはやしの「あなごメニュー」
- あなごのかば焼:2,000円
- あなご飯(汁付):2,100円
あなご飯「焼きがきのはやし」のINFO
- 住所:広島県廿日市市宮島町505-1
- 営業時間:10:30~17:00(L.O.16:30) ※時期により変動あり
- 定休日:水曜日
予約方法は食べログを参照💘
第6位.広島 宮島・あなご飯「いな忠」
赤い提灯1つ1つに「あなご」の文字が書かれたお店の入口が目印の「いな忠」。
表参道商店街にありますので、すぐに見つけられます。
「いな忠」のあなご飯は、焼き目が香ばしいあなごがびっしりと乗ったご飯が詰まった、弁当スタイルとなっています。
それもそのはず、「いな忠」の看板メニューは、実はあなご飯はあなご飯でも、店頭で職人さんが焼き上げたあなごが乗った、持ち帰り用の「あなご弁当」なんです!
宮島散策のお供に、お弁当を購入するよも良いですよ。
店内では、あなごのてんぷらや、広島名産・牡蠣の様々な一品料理も味わうことができ、せっかくだから名物を色々食べてみたい!というあなたには特におすすめのお店です。
「いな忠」の「あなご飯のメニュー」
- あなご飯:1800円
- あなご弁当(大):1800円
- あなご弁当(小):1500円
- あなごてんぷら:1300円
あなご飯「いな忠」のINFO
- 住所:広島県廿日市市宮島町中之町浜507-2
- 営業時間:10:30~15:30
- 定休日:木曜(11月は無休)
予約方法は食べログを参照💘
広島 宮島・あなご飯「芝居茶寮・水羽」
白と赤のコントラストの提灯が目印の「水羽(みずは)」。
その昔、宮島にはいくつもの芝居小屋があり、芝居を見に来たお客さんたちは、芝居小屋に隣接する茶屋で、開園までの時間、お茶や食事を楽しみました。
そんな芝居小屋があった場所に古民家を改築して造られたのが、「水羽」の建物です。
メニューは、あなご、牡蠣、アサリを中心とした宮島の郷土料理がメインで、丼や釜飯などの単品料理の他、ちょっと豪華なミニ会席風のセットや、メイン料理に茶碗蒸しや汁物などが付いたご膳がいただけ、お祝いなどの特別な場面にもぴたりです。
おすすめのメニューは、秘伝のさっぱりとしたタレを使った「あなご飯」や、普通のあなご飯とは違った食感が楽しめる「あなご釜飯」です。
食後には和スイーツもオススメ💘
「芝居茶寮・水羽」の「あなごメニュー」
- あなごめし:1,980円
- あなご釜飯:1,650円
- あなご天丼:1,480円
- 宮島割子御前(ミニあなごめしと割子そばなどのセット・5~9月上旬限定):2,180円
- 弥山御前(ミニあなごめしとざるそばなどのセット・5~9月限定):1,600円
あなご飯「芝居茶寮・水羽」のINFO
- 住所:広島県廿日市市宮島町大町1-2
- 営業時間:9:00~17:00
- 定休日:年中無休
予約方法は食べログを参照💘
広島 宮島・あなご飯「岩むら」
表参道商店街にある「岩むら」は、あなごや牡蠣、とんかつやから揚げ、さらにはうどんやそばなど、色々な種類の和食を取り揃える食事処です。
メニューにバリエーションがあるので、ご家族やグループでのお食事で、メンバーの好みが違う場合には、大変ありがたい存在です。
「岩むら」の名物は、しっかりと味がついた煮穴子が特徴的な「あなごめし」です。
2つのメニューを味わえる、ミニあなごめしとうどんやそばのセットが人気となっています!
「岩むら」の「あなごメニュー」
- あなごめし:1,800円
- あなごとじ丼:1,200円
- ミニあなごめしセット:お好みのうどん・そば(750円~)+500円
あなご飯「岩むら」のINFO
- 住所:広島県廿日市市宮島町464-1
- 営業時間:11:00~16:30
- 定休日:木曜
予約方法は食べログを参照💘
広島 宮島・あなご飯「ふじたや」
「ふじたや」は、あのミシュランで宮島で唯一、1つ星を獲得した実力を持つお店で、名簿に名前を書くため、開店前から多くの人が訪れる人気店です。
一言に「あなご飯」と言っても、店によって調理方法やたれの味などにこだわりがあり、個性が出るものですが、こちら「ふじたや」の「あなご飯」は、あなごそのもののおいしさに加え、他店とは一味違う上品な味付けが特徴です。
あえて、それを言葉で表現するのであれば、こう叫んでしましいます。
「宮島あなごが、我に向かってやってキタ~~っ!!!アフアフ」
宮島内ではおそらくもっとも高価なあなご飯で、しかも入店までかなり待つ必要がありますが、それでも食べる価値のある一品ですよ。
「ふじたや」の「あなごメニュー」
あなご飯「ふじたや」のINFO
- 住所:広島県廿日市市宮島町125-2
- 営業時間:11:00~17:00
- 定休日:不定休
予約方法は食べログを参照💘
広島 宮島・あなご飯「まめたぬき」
2015年1月にリニューアルオープンした「まめたぬき」は、オシャレな和風居酒屋のような雰囲気のお店です。
メニューを見渡しても、日本酒が欲しくなるメニューが勢揃い。しかし、この店だけでしか味わえない「あなご飯」があります。
それが蒸したあなごに特製ダレをブッかけたあなご飯です。
特製ダレをブッかけた「あなご飯」をあらかじめ作っておいて、それを特注の陶器に入れて陶器ごと蒸すのだそうです。
こんな蒸っし蒸しの「あなご飯」を食べれるのは、宮島の広しと言えど「まめたぬき」だけではないでしょうか。
他にも、あなごの刺身や天ぷら、一夜干し炙りなどが味わえます。
電話やメールでの予約も可能となっています。
あなご飯「まめたぬき」の「あなごメニュー」
あなご飯「まめたぬき」のINFO
- 住所:広島県廿日市市宮島町1133 錦水館内
- 営業時間:
11:00~15:00(L.O.14:30)
17:00~23:00(L.O.22:00) - 定休日:不定休
予約方法は食べログを参照💘
広島 宮島・あなご飯「うえの」
「宮島のあなご」と言えば音に聞こえし「うえの」。
創業は、なんと!明治34年!つまり100年以上の老舗です。
宮島のあなご飯の発祥といっても過言ではありません。
そんなこともあり、この店の前には行列ができない日はありません。
「あなごめし」は、あなごの骨を煮出した出汁入りのタレで味付けされたご飯と、じっくりと焼き上げたジューシーなあなごが、即・堕落!のおいしさ!略して、、「即ダラ」
さらに、もう1つの名物は「冷めても冷めてもおいしい・あなご弁当」。
焼き立てのあなごと炊き立てのごはんが箱の中で冷めていくうちに、お弁当の味が濃く、はっきりしておいしく感じるように計算された味加減となっているのだそうです。
あなごめし「うえの」の「あなごメニュー」
あなごめし
小(4分の3サイズ):1,750円
上(基本サイズ):2,000円
特上(4分の5サイズ):2,400円
あなごめし弁当
ミニ(2分の1サイズ):1,404円
小(4分の3サイズ):1,728円
レギュラー(基本サイズ):1,944円
特上(2分の3サイズ):2,376円
あなごめし「うえの」のINFO
- 住所:広島県廿日市市宮島口1-5-11
- 営業時間:10:00~19:00(弁当・9:00~19:00)
- 定休日:年中無休(水曜日:あなご弁当のみ)
予約方法は食べログを参照💘
【番外】「うえの」の2階は「懐石料理 他人吉(たにきち)」!
「うえの」の店内奥にある階段を上ると、懐石料理店「他人吉」があります。
「他人吉」のあなごめしは、「うえの」の「あなごめし」に、あなごの西京焼き酢物、白焼きなどがセットになった、月曜・木曜限定「穴子飯御膳」です。
「穴子飯御膳」の価格
- 小(4分の3サイズ):2,484円
- 上(基本サイズ):2,808円
- 特上(4分の5サイズ):3,132円
※大きさが違うのはあなごめしのみ。セット内容は同じ。
「うえの」では、お弁当の予約は可能ですが、お席は予約できません。
一方、「他人吉」ならお席の予約もできるので、確実に・待たずに座ってあなご飯を食べたいという方は、ちょっと贅沢な「穴子飯御膳」を試してみてはいかがでしょうか。
金曜~日曜には、懐石料理店らしく豪華な顔ぶれの「穴子尽くしコース」(4,320円)があります!
- 営業時間
月曜・木曜:11時~15時
金曜~日曜:11時~15時、17時~22時 - 定休日:火曜・水曜
他人吉の予約方法は食べログを参照💘
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