宮島・厳島神社「鏡の池」【厳島八景】

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宮島・厳島神社「鏡の池」【厳島八景】

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しかし、ご存知の通り厳島神社の境内は海に囲まれています。

はたして本当に「池」があるのでしょうか?

あるとすればいったいどんな歴史や由来を持つ池なのでしょうか?

以下では、厳島神社の鏡の池についての説明をしています。

まず、「厳島神社の”3つの顔”」

厳島神社には主に「3つ表情」があると言われています。

 1つ目は「満潮の時の海水で社殿群が覆われた時の姿」です。
朱色の社殿が水面に映し出され、クソほど心が和みます。
 2つ目は「干潮の時の社殿群の姿」です。
満潮の時は火焼前(ひたさき)の向こうの大鳥居まで水で覆われていますので、満潮の時には見えなかったモノが見えてきます。

 3つ目は「夜景」です。
厳島神社は夜になると燈籠に明かりが灯ります。
満潮時などは、社殿群の明かりが水面に映し出されて何とも言えない風情を醸し出します。

そこで今回は2つ目の「干潮の時の社殿の姿」と言う部分で以降の話を進めていきます。


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厳島神社・鏡の池の歴史・由来

干潮の時に厳島神社へ訪れると満潮時では見れなかった社殿の足元の部分を見ることができます。

つまり「浜辺の地面」です。

実は厳島神社の社殿群の足元の地面には「鏡の池」と呼称される池が造られています。

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地元広島では、古来から「厳島八景」と言うものが存在し、厳島神社の鏡の池はなんと!その「厳島八景の一角」と云われています。

厳島八景とは、宮島の島内の豊国神社の付近に位置する「光明院(こうみょういん)」の僧侶「恕信(じょしん)」が、1715年(正徳5年/江戸時代中頃)に書き記した書物のことです。

恕信は宮島でもっとも美しいとされる8つの場所を書物に綴り、後世に伝えています。

厳島八景・一覧

大元桜花(おおもとおうか)

春先の大元公園の満開の桜の景色

滝宮水蛍(たきのみやみずぼたる)

弥山へ登る途中の白糸の滝を囲んで蛍が舞う姿が美しい

厳島明燈(しゃとうみょうとう)

水面に写し出される嚴島神社の殿舎や燈籠の灯り

鏡池秋月(かがみいけしゅうげつ)

客神社・天神社の脇の鏡池に写し出される満月

御笠浜暮雪(みかさはまぼせつ)

嚴島神社付近に位置する「洲浜」の雪景色

谷原麋鹿(やつがはらびろく)

紅葉谷の東に位置する「谷が原」の鹿が群れる景色

有浦客船(ありのうらきゃくせん)

宮島桟橋付近の船が並び立つ情景

弥山神鴉(みせんおがらす)

諸説ある厳島神社の創建説の内、神々が草創したとされる説に登場したカラスのこと

この内「鏡池秋月」が厳島神社の境内に位置する鏡の池にあたります。

「鏡池秋月」の意味合いとは「鏡の池に写し出された”中秋の名月(満月)”は、何物にも代え難いほど美しい」の意味です。

干潮の時にでも干上がることのない摩訶不思議な「鏡の池」

干潮の時に厳島神社へ訪れたことのある方で、鏡の池を見たことがある方であれば、こうは思わなかったでしょうか?

「あれ?海水が干上がってない」

そうなんです。

例えば、干潮時のクソ夏い真夏の真っ昼間に1時間以上経っても、この池の水は、けっして干上がることがないのです。

むしろ増えて溢れている感があります。

これには理由があって、なんと!厳島神社の鏡の池は下から「水が湧き出ている」と言われています。

厳島神社の鏡の池に「水が湧き出る理由」

考えてもみてください。

厳島神社は浜辺に造営された社であって、その足元は浜辺です。

浜辺に水が湧き出ると言う現象は想像がつきにくく、とても信じがたい話です。

しかし、考えられる原理で解説するすれば以下のようになります。

宮島は厳島神社の創建当初以前から原生林が生い茂っており、この原生林は近代化された現代に至ってもその姿を留めています。

さらに宮島は孤島でありながら浜辺のスグ後ろに山があります。

そして原生林はこの山に自生しています。

例えばこの山に大雨が降った場合、原生林というフィルターがあるので、一度に勢いよく雨水が流れることはなく、地下水脈となってジワジワと高さの低い方へ流れて行きます。

そして、もっとも高さ低い場所の地下に水がジワジワと貯まっていくのです。

地下に貯まった水が満水状態になると、やがて湧水となって地表へ溢れ出てきます。

そのもっとも低い場所というのが「浜辺」と言うことになります。

この原理が正しいものであるとするのであれば、鏡の池の周辺や、もしくは大鳥居の周辺の浜辺を掘れば水が湧き出てくるハズです。

興味のある方は干潮時に掘ってみてください。ウフ

おそらくそれほど、掘らなくても水が湧き出てくるハズです。

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